http://www.ms.t.kanazawa-u.ac.jp/~fluid/

Last updated : 15th October. 2022

トップ研究室概要 > 最近の研究テーマ


最近の主な研究テーマ

指導教員

1. 数値シミュレーションによる熱流体に関する研究

 k−ε 乱流モデルやLES法などを適用した熱流体シミュレーションを用いて,
[1]ブラフボディー周りの剥離流・噴流などの外部流
[2]閉空間内自然対流
[3]マイクロ流量計の出力特性に関する連成熱伝達問題
[4]メソスケールの大気運動による汚染物質の拡散現象
などの多様な熱流体現象を研究している.

2. 多孔質体内の流動現象と凝固に関する基礎研究

 地下水流や樹木周りの気流に代表される侠雑物を通過する流れは,一般に多孔質体内流れとしてモデル化可能であり,当研究室では,「新方式の地下水流速・流向計の開発研究」,「森林キャノピー内の乱流構造の解明」についての研究を推進している.また,マグマ発電や種々の材料開発に重要である凝固プロセスの制御に関する研究も実施している.

3. 噴流構造に関する研究

 エアジェットルームのメインノズルやエアカーテンなどに見られる同軸噴流や平面噴流を対象に,流動実験や可視化観察,数値シミュレーションを行い,その噴流特性および流れ構造を調べている.また,非円形ノズルやスピーカによる強制加振による噴流の混合制御の研究を行っている.

4. 小型風力発電に関する研究

 風力発電装置の性能向上・騒音低減などを目的に,風洞実験と自然風によるフィールド実験を行い,独立した電源としての新しい水平軸および垂直軸式の小型風力発電装置を研究している.

5. 構造物の空力特性及び渦励振やフラッターの研究

 「もんじゅ」の事故原因である構造物の流力振動に関して,風洞実験,水槽実験,数値シミュレーションを用いて研究している.特に,単体/複数体のブラフボディー(円柱/矩形柱など)の流力振動現象を対象に,後流渦構造,乱れ構造,空力騒音,空力特性(揚力/抗力など)を研究している.

6. 宇宙科学,航空宇宙工学に関連する複雑系の研究

 銀河・分子クラスタ生成などのN体系の非平衡プロセス,および航空機・宇宙機周りの流れ場などの様々な複雑系を,数値解析手法を用いて研究している.

7. 気液二相流に関する研究

 空調機の膨張管内,洗浄用ノズルなどで発生する気液二相流の流れ構造,および気液二相流中の構造物の流体力や流力振動特性に関して,実験とキャビテーションモデルによる数値シミュレーションの両面から研究を行っている.


金沢大学流体工学研究室

Produced by Tatsuro YAMADA

Renewed by Taisei YAMADA