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Last updated : 15th October. 2022

垂直円筒周りの凝固時における対流の可視化

  近年,クリーンな発電方法の一つとして地熱発電があります. しかし,地熱発電で得られる出力は47.7万kWと火力発電にとって代わるほどには達しておりません. そこで,地下に存在するマグマだまりから直接抽熱するマグマ発電が考えられています. マグマ発電で予想される賦存量は約7.5億kWと見積もられており,これは日本の発電設備量の約3倍となります. しかし,熱交換器周りの固相生成が問題となるため,固相の厚さを制御することが重要です.本研究では垂直円筒周りでの凝固時に生じる対流の可視化を行います.

  上の写真は、垂直円筒周りの水溶液の凝固プロセス過程を調べる実験装置です。 水槽上面から挿入されている銅円筒内に、エチレングリコールと水の混合液を流すことにより、円筒回りに氷を生成させています。

  上の写真は硝酸ナトリウム水溶液を円筒周りに凝固させたときの対流の可視化を行ったものです.

金沢大学流体工学研究室

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