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Last updated : 15th October. 2022

空気式太陽集熱器に関する研究

 20世紀後半から、環境保全、エネルギ資源などの枯渇が社会問題となり、その解決策の一つとして、クリーンで無尽蔵な太陽エネルギの有効利用が注目されている。この太陽エネルギの利用方法には、太陽光を電気に変換する方法(太陽電池パネル etc.)、太陽熱を温水・温風に変換する方法(太陽集熱器 etc.)などがある。特に太陽熱利用はエネルギ効率が高いため、太陽集熱器は比較的一般家庭にも普及している。しかし、太陽集熱器の性能は、日射量、気温などの気象条件に大きく影響される。このため、冬季に日射量が少なく、気温の低い地域では、その性能が発揮されず、普及の妨げになっていると考えられる。そこで本研究では、より高性能な太陽集熱器の開発を目指し、その可能性を検討するため、冬季に凍結の恐れのない空気式太陽集熱器を対象に、輻射・対流熱伝達の熱収支モデルを用いて数値解析を行っている。

金沢大学流体工学研究室

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