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Last updated : 15th October. 2022

長方形噴流の広がり制御に関する研究

　長方形噴流はカ−エアコン等の製品に利用されており、流れを制御することで、機器の性能向上が期待できます。本研究では、噴流の制御手法として長方形ノズルの内部に偏向板を設置して、噴流の自由せん断層の速度勾配を変化させることで、噴流の受動的制御方法を確立します。偏向板が長方形噴流の流れ特性に及ぼす影響を実験的に明らかにします。




今回は、上の図のような3種類の偏向板をそれぞれノズル内部に設置して、 x-y平面断面、x-z平面断面の流れの可視化を行います。





上の写真は「偏向板無し」の可視化結果です。周囲流体との混合・拡散を促進させる横渦が形成されています。





上の写真は「拡大偏向板」の可視化結果です。 x-y平面断面では噴流の広がりが大きく、x-z平面断面では噴流の広がりが小さいです。




上の写真は「縮小偏向板」の可視化結果です。 x-y平面断面では噴流の広がりが小さく、x-z平面断面では噴流の広がりが大きいです。
流れの可視化はオイルミストを用いた煙注入法により行っています。